そのホワイトニング、本当に白くなる?

仙台市のホワイトニング専門クリニック・マリエクレール歯科です😊
今回のコラムは、巷にあふれる”ホワイトニング”と呼ばれる製品やサービスについてです🦷
テレビCMやドラックストア、SNSなどで溢れている”ホワイトニング”という言葉の意味を整理し、
「自分の目的に合ったホワイトニングを正しく選べるように」わかりやすく説明しています。
「どれが本当に白くなるの?」
「セルフと医療の違いがわからない…」
などの疑問が解消され、”自分に合ったホワイトニング”を迷わず選べるお手伝いができれば嬉しいです。

目次

なぜホワイトニングは誤解されやすいのか?

日本の法律では、”汚れ落とし”もホワイトニングと表現してOK

実は日本では、薬機法・景品表示法の規定により、「歯の汚れ(ステイン)を落とす効果があれば、”ホワイトニング”と表現してOKというルールになっています。
そのため、
・歯磨き粉の”ホワイトニング
・エステ・セルフホワイトニングの”ホワイトニング
・医療ホワイトニングの”ホワイトニング

…….全て同じ言葉なのに、中身が全く違うという非常にわかりにくい状況が生まれています。

市販のホワイトニング製品でできること

ドラックストアや通販で買える”ホワイトニング”は汚れ落とし

市販の歯磨き粉や歯磨きジェルで期待できる”ホワイトニング”効果とは、歯の外側についた汚れ(ステイン)を落とすケアが中心です。
・コーヒー
・紅茶
・ワイン
・タバコのヤニ
など、こうした外側の着色を落として、”見た目を整える”役割です。

日本の歯磨き粉に”歯を白くする成分(薬剤)”は入れられない

おそらくもっと知られていないのが、このポイントです。
日本では、薬機法により、
歯の中(象牙質)を白くする薬剤=過酸化水素・過酸化尿素
などは市販の歯磨き粉には配合してはいけない

と決まっています。

安全性を守るためのルールですが、”歯磨き粉だけで劇的に白くなる”ことはないと理解しておくのが大切です。

SNSで話題の”紫色の歯磨き粉”の正体は?

数年前からSNSでよく見る紫糸の歯磨き粉。最近では、日本の某有名モデルさん監修の群青色の歯磨き粉なんかも出てきましたね。

これらの商品は、仕組みとしてはホワイトニングではありません

紫色は”黄ばみを打ち消す補色”のため、歯が一時的に白っぽく見えるという”色の補正”効果です。

メイクでいうところのラベンダー色の下地で肌の黄ぐすみを補正するのと同じです。

✔️歯の色そのものは変わりません
✔️時間が経つと元に戻ります

見た目を整える効果としてはアリですが、ホワイトニングとは別のカテゴリーになります。

市販品は”日常ケア”。白さの土台作りには◎

ホワイトニング歯磨き粉は、
・汚れ(ステイン)を落とす
・黄ばみを補正する
・綺麗な状態を維持する
というサポートケアとしては良い選択です。
ただし、歯そのものの色は変わらないという点を理解しておきましょう。

エステ・セルフホワイトニングの
”白くなったように見える”理由と、
エステでできること

セルフホワイトニングは、基本的に”汚れ落とし”のケア

セルフホワイトニングは、サロンやセルフスペースで行える手軽な方法ですが、実は扱えるのは歯の表面の汚れを落とすための成分だけです。

なせかというと….

歯そのもの(象牙質)を白くする薬剤は、医療機関でしか使用できないと法律で決まっているからです。

そのためセルフホワイトニングは、
・外側の着色汚れ(ステイン)を落とす
・表面を明るく整える

といったクリーニングに近い”表面のケア”になります。

その場で白く見えるのは”乾燥(脱水)”による一時的な変化

「セルフでも白くなる!」「こんなに白くなった!」というSNSでの投稿を見かけますが、
この白く見える現象のほとんどは、歯が一時的に乾燥して白っぽく見えているだけです。

セルフホワイトニングで使用されるライトの熱と、照射中に口を開け続けることで歯の表面から水分が抜けやすくなります。
歯は、水分を多く含むため、乾燥すると光の反射が変わり白く濁ったように見える(=脱水)という現象が起こります。

これは、
・乾燥した肌が白っぽく見える
・唇が乾いて白っぽく見える
のと同じ現象で、”見た目の変化”です。

水分が戻れば、元の歯の色に戻ります

脱水で白く見えるだけなので、
・数十分〜数時間で元の色に戻る
・歯そのものは白くなっていない
・表面のケアの範囲
ここがセルフホワイトニングの特徴です。

医療ホワイトニングだけが”歯そのもの”を白くできる理由

歯の白さは”象牙質”の色できまる

歯の白さを左右しているのは、実は歯の外側のエナメル質ではなく、内側にある象牙質の色です。
象牙質の色を明るくしない限り、歯そのものは白くなりません。

医療ホワイトニングは象牙質そのものに働きかける

医療ホワイトニングは、
・過酸化水素の薬剤による化学反応
・トランセントホワイトニングの化学反応
など、象牙質内部の色素に直接作用して白さを引き出す方法です。

つまり、
✔️”歯の中の色”が変わる
✔️持続する白さが得られる
✔️施術後すぐに戻らない
という、本質的なホワイトニングが可能になります。

セルフと医療の違いをまとめると…

セルフホワイトニング
・表面の汚れ落とし
・一時的に白く見えることはある(脱水)
・歯そのものの色は変わらない
・薬剤の使用不可(法律で禁止)
・施術者は自分
ちなみに
・店舗スタッフはエステシャン(歯科知識なし)もしくはサロン経営の歯科衛生士
・トラブルが起きてもフォロー不可

医療ホワイトニング
・象牙質が明るくなる
・薬剤や光化学反応を応用
・内側から白くするため持続する
・歯科医師が管理する医療行為

本当に”歯そのものを白くしたい”なら…

目的が、「歯そのものを白くしたい」であれば、医療ホワイトニング(薬剤orトランセント)が唯一の選択肢になります。

一方で、
・汚れを落としたい
・表面を綺麗にしたい
・日常のケアとして続けたい
という目的なら、ホワイトニング歯磨き粉やセルフホワイトニングも選択肢として十分です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ホワイトニングは情報がお多いからこそ迷いやすいと思いますが、
正しい知識を持っておくことで、きっと理想の白さに近づけます。
もし気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください😊

歯科医師 髙橋茉莉恵
マリエクレール歯科院長
歯科医師16年目。小児歯科・審美歯科での勤務を経て、2023年にホワイトニング専門クリニックを開業。口元の美と健康をホワイトニングを通してサポートしています。

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